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ものづくりと環境のこと 再生ガラスから素敵なグラスをつくる翁再生硝子工房

こちらのグラスは全て再生ガラスからできています。
元々は調味料などの空き瓶でした。
少し小ぶりで浪漫を感じる素敵なグラス。

近年、SDGs持続可能な開発目標などが注目される中で、新しいものを生み出していくことに関わっていく上で何かできないかと考えています。
しかし私たち中小企業には、17の目標全てに繋がることをとはなかなか難しいことです。
それでもたった一つでも、一人一人が心がけるだけでそれは大きなことに繋がると思います。

エコな暮らしをする方がお金がかかると言われます。
新しい素材を使うより、素材を再利用してものづくりをする方がコストが高いと一般的に言われています。
自分に無理なくどのように取り入れられるか、そこが課題なのだと思います。

調味料などの空き瓶を再利用して、素敵なグラスをつくる翁再生硝子工房さんにお話をお伺いしました。

再生ガラスとは、回収されたガラスびんを細かく砕き、異物を取り除き再び高温で溶かされ、新しい瓶になります。

空き瓶 左から
めんつゆ(黒)、ポン酢(透明)、旭ポン酢(水色)、カフェオーレの素(透明)

どこの家庭でも出る、調味料の空き瓶
それがこんなに素敵なグラスに生まれ変わるなんて。

目次

再生硝子をつくる翁再生硝子工房さんに質問

翁再生硝子工房 森岡さん

Q.再生ガラスを作ろうと思ったきっかけは?
ー翁は二人でやってますので、とりあえず僕の(森岡)の答えです。
きっかけはガラス学校卒業後にガラスの仕事を探していたときに声をかけてもらったのが、リサイクルガラスを使って教室を開催するスタッフでした。そこで、はじめてリサイクルガラスを触り、他のスタッフとともに、リサイクルの方法や意味、伝え方などいろいろ考えていきました。気がつけば9年ほどリサイクルガラスを触り続けていて、それ以外考えられませんでした。なのでスタッフを退いたあとも、ずっとリサイクルガラスです。

Q.つくる工程で通常のガラスとの違い
ー工程は同じです。ただ、素材の性質上とても早く冷めるので、焼き戻しの作業が多くなります。

Q.再生ガラスをつくっていて良かったと思うことはありますか?
ーよかったこと?はわかりませんが、ガラスで作品を作っていてであった方は大事な縁やなと思てます。

Q.アンティークな雰囲気は何からインスパイアされていますか?
ー自分達の好きなものを探っていったら、すこしづつ今の形になっていきました。これからも影響されたものによって変化はしていくと思います。

灯油窯で製作

Q.作品へのこだわり
ー使うものを多くつくっていますので、常に食器棚の手前にあって、うちらのガラスで水から、お酒まで飲んでもろて、でも翁再生硝子工房の作品や!って意識もせずそこに当たり前なように存在するガラス。をつくりたい。ので、シンプルな構造でデザインもあまり主張しすぎないものを意識してます。

どこの家庭でもでる調味料の空き瓶、
こんなに素敵なグラスに生まれ変わります。

私たちにできること
このような時代だからこそ、一歩立ち止まって考えてみませんか?

翁再生硝子工房さんについて

森岡英世
1979 大阪生まれ(岡山育ち)
2001 富山市民学園富山ガラス造形研究所 卒業
   Art Farmデザイン研究所 助手
2002 リサイクルプラザ エコ・パークガラス工房 スタッフ
2007 大阪府交野市に移住。翁再生硝子工房 始動
2011 自宅に築炉。翁再生硝子工房 稼働

菅 深雪
1977 大阪生まれ
2000 倉敷芸術科学大学 芸術学部 工芸学科ガラスコース 卒業
沖縄でリサイクルガラスに出会う 東大阪に築窯
2002 門真市リサイクルプラザ エコ・パーク ガラス工房スタッフ
2007 大阪府交野市に移住。翁再生硝子工房 始動
2011 自宅に築炉。翁再生硝子工房 稼働

翁再生硝子工房

Facebook:翁再生硝子工房

instagram:@okinaglass

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